大麦出穂

一気に雑草の季節となってきましたが、今年は麦類が畑を覆っている割合が多いので耕うんする面積も少なく、割と落ち着いています。

ところで日本で麦といえば、そもそも大麦を指していたようですが、今、大麦と聞いて思いつくのは「ビール?麦茶?」くらいのものなのではないでしょうか。

カロリー、タンパク質ともに米と大差ない大麦ですが人が食べる割合は大きく減りました。

でも、この食材は本当に馬鹿にできないです。一番感心したのは裸麦であれば精白しなくとも食せるという点。

普通、穀物は脱穀してから食べるまでに大変なエネルギーを必要とします。今でこそ電気のおかげでいくらでも食べることが出来ますが、いざエネルギーがないということになれば人類はまた大麦を食べるようになるでしょう。

大麦は水溶性の食物繊維を多く含んでいるので、お粥にすると最高です。どんなに茹でても崩れることなくプリプリとした食感を楽しめますし、お通じには最適なのではないかと思います。

もちろん、麦茶、水あめなど加工しても様々な楽しみのある大麦。

苗作りも必要なく、場所を選ばず栽培できる大麦。ああ、素晴らしきかな大麦よ。