世代交代
引っ越し先に大きな梅の木があったのだけど、どうにも影を作る場所にあってジメジメした感じがしていて、もったいないと思いつつも伐採しました。
何の梅の種類かは分からないけど、なかなかおいしかったしその土地で何年も生きてきたということは環境に適応しているということ。出来ればこの梅をまた育てたいと思っていたのですが、昨年体調を崩していたため梅の種を取っておく気力もなく新たに苗を買おうかなと思っていたら
伐採した後に梅が大量に芽を出していました。3年間草刈りをしていても一度も見なかった自生えが木を切ったとたんに大量発芽。
自然と世代交代が行われてるんですね。
そっとスコップで掘り出し、果樹園に移植。元の大きさになるころは孫が剪定してるかも。
念願のイタドリ
先日、思い切って一日休みにしてブラブラと子供と散歩をしていたら、セリの自生地を発見。嬉しい食材が一つ増えました。
同日、午後も散歩していると今度はクレソンの自生地を発見。むちゃくちゃテンション上がる!久しぶりの生野菜に舌鼓。ソバにのせたらこれまた合う。
そしてずーっと食べたい食べたいと思っていた「イタドリ」という野草があります。
別名スイバともいうそうですが、とにかく旨いという噂だけ聞いており、ネットで画像を検索してずーっと探していたのですがそれらしいものが見つからず、この辺には生えていないのかも、と諦めていました。
が、単に見逃していただけでした。ギシギシの変種かな?くらいに思っていたその辺に生えていたのがイタドリだったのです。噂通り酸っぱいリンゴのような味がします。
子供に齧らせると「すっぱーーー」といいながらもバクバク食べる。下の一歳にあげてもバクバク食べる。
いやー、一日に三種類も食べ物が増えるなんて休みにして本当によかった。
大麦出穂
一気に雑草の季節となってきましたが、今年は麦類が畑を覆っている割合が多いので耕うんする面積も少なく、割と落ち着いています。
ところで日本で麦といえば、そもそも大麦を指していたようですが、今、大麦と聞いて思いつくのは「ビール?麦茶?」くらいのものなのではないでしょうか。
カロリー、タンパク質ともに米と大差ない大麦ですが人が食べる割合は大きく減りました。
でも、この食材は本当に馬鹿にできないです。一番感心したのは裸麦であれば精白しなくとも食せるという点。
普通、穀物は脱穀してから食べるまでに大変なエネルギーを必要とします。今でこそ電気のおかげでいくらでも食べることが出来ますが、いざエネルギーがないということになれば人類はまた大麦を食べるようになるでしょう。
大麦は水溶性の食物繊維を多く含んでいるので、お粥にすると最高です。どんなに茹でても崩れることなくプリプリとした食感を楽しめますし、お通じには最適なのではないかと思います。
もちろん、麦茶、水あめなど加工しても様々な楽しみのある大麦。
苗作りも必要なく、場所を選ばず栽培できる大麦。ああ、素晴らしきかな大麦よ。